副作用でしんどいのに、夕食どうしよう…と思ったことはありませんか?
乳がんの治療を始めてから、私が一番しんどかったことのひとつが「食事の準備」でした。
治療前の私は、疲れていても料理するのが好きでした。
仕事から帰ってキッチンに立つことが、ある種の「気分転換」でもあった気がします。
でも、抗がん剤治療が始まってからは…それが変わりました。
「料理できない自分」を認めるまでが長かった
治療が始まってしばらくは、しんどくても「なんとかしなきゃ」という気持ちが勝って、ふらふらしながらキッチンに立っていました。
ご飯を炊いて、スーパーのお惣菜を並べる。
それだけでもう限界、なんてこともザラで。
しかも副作用は毎週一定なわけじゃない。
元気な日もあれば、何もできない日もある。
その波が読めないから、ストックを作っておこうにも「今日つらくなるかどうか」がわからない。
「無理して料理を作ってしんどくなる母親を見せるより、外食や宅配で笑顔でいる方が家族のためになる」——そう腹を括るまでに、正直けっこう時間がかかりました。
「宅配なら何でもいい」は実は失敗のもと
一口に"宅配"といっても、種類は大きく2つに分かれます。
- 宅配食材(ミールキット・食材便):食材が届く。調理は自分でする。
- 宅配弁当(惣菜・完成品):温めるだけ、または届いてすぐ食べられる。
最初、私はよかれと思って宅配食材のサービスを定期契約しました。
「栄養バランスを考えた食材が届くなら、料理はできるときにすればいい」と思っていたんです。
しかーし!
副作用がきつい週は、そのミールキットすら冷蔵庫の中で眠り続けるわけですよ…。
食材が無駄になり、罪悪感だけが積み上がる。
これは「宅配食材が悪い」のではなく、「体調別に使い分けをしていなかった」ことが問題だったと気づきました。
体調別・私が辿り着いた使い分けの最適解
体調を3段階に分けて、サービスを切り替えることにしました。
🟢 体調が良い日(動ける・料理したい気分がある日)
→ 宅配食材・ミールキット活用
この日は、自分でキッチンに立てる。
でも買い物に行く気力まではない、というのが正直なところ。
そこで、野菜や魚介が自宅に届く産直サービスや食材便をフル活用しています。
スーパーでは見かけないような新鮮な食材が届くと、地味にテンションが上がるんですよね。
「献立を考える気力はないけど、料理するのはちょっと楽しみたい」という日にぴったりです。
🟡 体調が中程度の日(動けるけど疲れやすい日)
→ ミールキット(カット済み・炒めるだけ系)活用
野菜を洗って切って…という工程がなくなるだけで、体への負荷がまったく違います。
火を使う工程がシンプルなものを選ぶのがコツです。
この時期は「できた!」という達成感も大事にしていて、完全に外注しすぎると逆にしんどくなることもありました。
自分が少し関われる余地を残しておくくらいがちょうどよかったです。
🔴 体調が悪い日(副作用・倦怠感がピークな日)
→ 宅配弁当(温めるだけ・もしくは完成品)一択
この日はもう、何も考えない。温めてテーブルに置くだけ。
それが正解です。
ここで「でも栄養が…」「手作りじゃないし…」と考えなくていいんです。
体調が悪い日に食事を作れないのは、怠けではなく、体が正直にサインを出しているだけ。
外食も選択肢のひとつで、しんどい日くらいは家族と笑顔でデリバリーを囲んだほうが、何倍もいい時間になると実感しています。
体調の波に合わせてサービスを使い分ける、そのイメージが掴めてきたら、次のステップは「どのサービスを選ぶか」です。
特に食材の質や産地にこだわりたい方には、生産者から直接届く産直サービスが使いやすいと思います。
まとめ|「使い分け」こそが、食事難民を救う
✅ 体調が良い日 → 宅配食材・産直便で料理を楽しむ
✅ 体調が中程度の日 → ミールキットで「少しだけ自分で作る」を実現
✅ 体調が悪い日 → 宅配弁当・デリバリーで「何もしない」を選ぶ
どのサービスも「どんな日でも使えるもの」を探してしまいがちなんですよね。
でも、体調に波がある時期こそ、「今日の自分にはどれが合う?」と選べる引き出しを複数持っておくことが大切だと思います。
今のところ私がたどり着いたのはこの3段階の使い分けですが、サービスの組み合わせはまだまだ試し中です。
また使ってみたサービスの詳しいレビューは、個別にご紹介していきたいと思います。
体調が読めない日々でも、食事で笑顔でいられる工夫を、ひとつずつ見つけていきましょう。
まずは今日の自分の体調を確認するところから、始めてみませんか?
