こんにちは!キャリア迷子のまろちぴです。
私がキャリア研修を受けているときに、「私が描くビジョン」というのをまとめて発表せよ、というのがありました。
管理職研修やキャリア研修ではよくあるお題だと思いますが、いざまとめようとするとなかなか方向性も定まらず、言葉も出てきません。
当時の研修では、メンターの方とのセッションを通して、自分の強みの深掘りやビジョンの作り込みというプロセスがありました。
今思えばコーチングだったと思いますが、誰かと話すことで自分の強みを客観視できたり、ビジョンが見えてきたり、と実感しました。
私が陥りがちだった事例は、
・できていないことに意識が向いてしまい、現状をネガティブに捉える
・ネガティブな現状を打開するためのタスク処理を考えてしまう
といったことが多かったです。
こういった事例でも、自分以外の誰かと話してみると「できてない、って言うけれど、できてることもいっぱいあるやん?」とか
「デジタル化するとか仕組みを作るのはただの手段で、それをすることで何をよくしていきたいのか?」などなど、
自分の意見をより具体化して、ポジティブに言い換えてくれることが多々ありました。
言っていることは実は同じでもネガティブに言うとできてないように聞こえる。
でもポジティブに言うと、もっとチャレンジしていきたいように聞こえるから不思議。
コップに半分水が入った状態を見て、「半分しか入ってない」というか「半分も残っている」と言うかの違いですね。
その視点の切り替えに、自分ではない誰かを使う、というのがコツです。
自分のことをよく理解してくれている先輩後輩や上司もいいですし、案外、自分のことを知らない人でも新しい視点になったりします。
実際、私の場合はメンターさんは研修で初めて話した先輩で、最初の頃はプレゼンの話ではなく、
自分はどういう部署を経験してきて、何が楽しかったか、何が辛かったか、今の業務やチーム員のこと、などなど
30分くらいの雑談を4,5回してからセッションしてもらいました。
すると、メンターさんからプレゼンのFBをもらうときに
「前、ちっぴーさん、こういう事を話ししてくれたから、こういう風ことが言いたかったのでは?」
と、うまい具合に言い換えてくれるので、それをメモ。
(私はメモする余裕もないくらい話しながらパニックになっていたので、常にボイスレコーダーで録音していました…)
そういった言い換えで出てきた言葉をまとめ直すとポジティブなストーリーができますよ。
私もこの経験を、自分のチーム員が何かプレゼンをしないといけない時に活用しています。
今までやってきた事や得手不得手、これからやりたいこと、etc...色々話してもらい
私が見てきて感じてきた事を踏まえてサマライズしてあげる。
サマライズしたもの全てを使ってもらう必要はなく、その中から本人が使いやすい言葉をピックアップしてつなげてもらえれば
それで十分、彼/彼女なりのオリジナリティのあるプレゼンが出来上がります。
私はもともとチームリーダーのような役職を望んでなかったのですが、
こう言うふうに自分が成長してきた過程を通して、チーム員の成長につなげていくことは、
想像していなかった醍醐味でした。
コーチング、勉強してみようかな。