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40歳ワーママが乳がんに…要精密検査から告知、抗がん剤治療開始まで

まさかまさかの自分が乳がんに!? 40歳、キャリアも子育てもこれからと思っていた矢先の発覚に戸惑いつつも、自分らしく乳がんに向き合う過程を書いていきたいと思います。

乳がん(トリプルネガティブ)と診断された40歳のワーママである私が、要精密検査から告知を経て術前抗がん剤治療に至るまでの過程を書いてみたいと思います。同じように「もしかして乳がん?」「告知を受けたばかりで頭が真っ白」という方が、少しでも気持ちを整理する手助けになればうれしいです。

虫の知らせと要精密検査のお知らせ

私は毎年会社の健康診断を受けており、3年に1回程度は人間ドックを受けています。昨年、人間ドックを受けた際もいろいろ再検査になったものの、結局問題なしで、健康には自信とまでは言わないまでも、それなりに気を使った生活をしていました。健康診断でも乳がん検査はもちろん受けています。

今年は40歳になったこともあり、初マンモグラフィを会社の健康診断で受けました。40歳だったから、ただそれだけの理由です。結果的にこのマンモグラフィで異常が見つかり、要精密検査に行くことに…。

去年も別の箇所で再検査やら精密検査で色々時間は費やしたのですが、結局何もなかったので、「今回も石灰化とか良性の何かかなー」と最初はあまり気にしていませんでした。しかし、ふと虫の知らせか何なのか、「要精密検査」という結果を受け取る前日、胸を触ってみるとこりこりしたしこりのようなものが?なんか嫌な感じはしたんですよね。なので、翌日に健康診断結果で「要精密検査」というのを受け取っても、「ああこれか」と意外と冷静だったのを覚えています。とりあえず気にしていてもしょうがない、ということで精密検査の予約をします。

1週間ほどして、改めて検診センターでの精密検査の日になりました。とりあえず超音波でしこりがあるのは確定、サイズは1.5cmくらい。ただ超音波だけでは良性とも悪性とも言えないので、造影MRIが必要になり1週間後の予約をして1回目の精密検査は終了。1週間後に造影MRIを受けるものの結果はすぐ出ないため更に1週間ほど待ちの時間…。そしていよいよ造影MRIの結果を教えてもらう日、優しそうな女医さんから「残念ながら造影MRIの結果では、ほぼ乳がんだと思います」と言われ、「仕事どうなるんだろ」と漠然と思ったことを覚えています。

自分の家系的には婦人科系疾患が多く、子宮筋腫などは気にしていたのですが、癌、しかも乳がんは自分の人生でも全くノーマークでした。仕事も心配ですが、子供もまだ小学生。通院やら入院したら、家事も育児もままならない事も増えるんだろうなー、と努めて冷静に逡巡していました。

この時点ではまだ「乳がんかもしれない」段階なのですが、検診センターではこれ以上の検査も治療も出来ない、ということで地元の総合病院へ紹介状を書いてもらい、検査の続きはそこで行うことになりました。

総合病院での確定診断

その後転院し、地元の総合病院へ。画像系の検査は健診センターで十分やってもらったとのことで、エコーでの再確認と触診、簡易細胞診と進んでいきます。簡易細胞診はしこりが良性か悪性かを判断するのみの検査で、転院初日にここまでやってもらい、1週間結果待ちに。1週間後の結果では「極めて悪性」という字面の悪い(苦笑)結果を聞きながら、組織診断で癌かどうか、癌であればどういう癌タイプか、を調べるための検査をその当日、やってもらうことにしました。組織診断は局所麻酔をして、エコーで細胞を見ながらバチバチと細胞を取られるものですが、あまり見えず…最初の麻酔が効かず、追加で麻酔をしてもらったおかげか痛みは全くありませんでした。

それまで確定診断を引き受けてくださっていた総合病院の先生ですが「私は確定診断までで、もし次回の結果で乳がんだと確定した場合はこのままここで治療を開始するか、他の病院を探してもらうことになります。セカンドオピニオンを受けたい場合は情報提供もしますが、早い方が良いと思うのでもしご希望あれば今日教えてください。」とのこと。私自身はもし治療必要になったら、もうここでお願いしよう(というか他の病院は遠いので候補にならなかった)と思っていたので、「ここで治療を考えています」とお伝えしました。

「では、当院で治療するにあたりご希望はありますか?担当医も男性2名、女性1名いるので女性医師がいいとか、通院しやすい日などありますか?」と言っていただき、結構選ばせてくれるのかーとちょっとした感動。「先生の性別は気にならないので男性でも構いません。仕事上…木曜か金曜が通院だと嬉しいです。あと仕事しながら治療したいので、その点理解ある先生がいいです。」と、とりあえず希望を一通り伝えて、今の担当の先生にしてもらいました。確定診断までの先生も話しやすくて良かったんですけどね、色々業務分担されているみたいでした。

「では来週、XX先生で木曜に予約お取りしています。この時には癌タイプと治療方針があらかたわかると思いますので、その後のことは新しい先生と詳細を決めていただくことになります。」と言って、組織診断の検体採取まで終わりました。

そして翌週。いよいよ乳がんのタイプがわかる日です。タイプによって、抗がん剤いるとかいらないとか、ホルモン剤が長いこといるとか、どうなるんだろうーと漠然と思ったまま当日を迎えます。

「ちっぴーさん、よろしくお願いします。早速ですが結果はトリプルネガティブというタイプで、基本的に術前抗がん剤を半年受けてもらってから、外科手術になるコースです。サイズは今のところ1.8cmくらいなのでステージ1、転移も今の所なさそうなので、根治を目指しましょうね。」「とはいえ抗がん剤前にいくつか検査をしてもらわないといけないので、最速で2週間後に開始とかですが、いつ頃開始がいいなどありますか?特に最初は副作用を確認したいので、1泊2日で入院して抗がん剤することになります。」「お仕事されながら治療希望されてるんですね、スケジュールは調整しますので言ってください。」と情報過多ではありますが、かなり歩み寄ってくれていると言いますか、私の仕事しながら治療したい、という希望は最大限叶えてくださる先生でした。

そうこうしながら初回に抗がん剤の日、すなわち入院の日を決め、入院手続きやら追加の検査やらを受けて、ようやく初回の抗がん剤治療になりました。「要精密検査」のお知らせを受け取ってからちょうど2ヶ月後、いよいよ抗がん剤開始です!

できるだけ普段通りに…自分らしく治療を続けるために

今回はざっくりした記事になってしまいましたが、詳細はこちらのnoteも読んで頂ければ幸いです!

こちらのブログでは通院治療しながら家事楽する方法や、治療に役立ったアイテムなどをご紹介していきたいと思っています。

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