「最近マイクラ英会話、ちょっと飽きてた...」
息子が小学1年生の時に始めたマインクラフトを使用したオンライン英会話。
当初はワクワクしながら画面に向かっていた息子でしたが、2年が経過した今、その言葉を聞くたびに胸が痛みます。
英会話との出会い:期待に胸を膨らませて
息子が小学1年生になった春、「将来、英語に抵抗感持たないために楽しく英語に触れてほしい」という親心から、オンライン英会話を始めることを決めました。
特にマインクラフトが大好きだった息子は、ゲームを通じて英語が学べることと、マインクラフトで自分の知らなかったワールドで遊べることを楽しみにしていました。
最初の頃は、レッスン前からパソコンの前で待機し、先生と話せることにワクワクしていました。
"How are you?" "I'm good, thank you!"と、つたない英語でも一生懸命に自分のことを話する姿に、親として大きな期待を抱いたものでした。
変化の予兆:少しずつ見えてきた課題
2年目も基本的には楽しんでレッスンを受けていた息子でしたが、ある日こんな言葉を口にしました。
「新しいお友達来ないかなー」
オンラインならではの特徴なのかもしれませんが、1対2の少人数制レッスンで生徒の顔ぶれが長期間変わらないことに、物足りなさを感じ始めていたようです。
もう少し大人数でワイワイと学べる環境を求めていました。
また、マインクラフトの使い方にも変化が出てきました。
息子は本来、クリエイティブモードで自由に建物を作ることが大好きでした。1年目はサバイバルモードではありましたが、建物をビルドしたり探検したり、存分にマインクラフトのワールドを先生と楽しんでいました。
しかし、2年目に入ると、先生が変わったことと、サバイバルも一応エンディングまで行ったこともあり、先生が用意してくださるミニゲームが中心となることが増えてきました。
確かにゲーム性は高いのですが、息子が本当にやりたかったクリエイティブモードでの創作活動とは少しずつズレが生じていったように思います。
オンライン英会話:光と影
良かった点
- 自宅で気軽に受講できる便利さ
- ネイティブレベルの先生と直接会話できる貴重な機会
- 学校の授業やその他の習い事との両立がしやすい
- マインクラフトという興味のある題材を通じた学習
課題に感じた点
- 毎回似たような流れのレッスン
- 画面越しのコミュニケーションの限界
- 新しい友達との出会いがない
- 技術的なトラブルへの対応が必要
- 親のサポートが意外と必要
なぜ飽きてしまったのか
1. 子供にとって英語を話す目的がなかった
マインクラフトを使用した英会話は、確かに革新的な教材でした。しかし、2年間、マインクラフトをしながら英会話をしても子供からすると「なんで英語で…」となっていた部分が大きかったように思います。
実際問題、マイクラ英会話ではない時間にはyoutubeや本を見て、マインクラフトの創作活動自体は飽きずにやっており、単純に「英語を学ぶ、英語を使う必要性」が息子には実感できなかったのが一因かなと思っています。
2. オンラインによるコミュニケーションの閉塞感
1対2の個別レッスンは、確かに集中して学べる環境です。しかし、オンラインゆえにどうしても「先生の質問にせっかく答えたのに、友達の発言と重なって上手く聞き取ってもらえなかった」ということが多々あったり、英語力が限られているがゆえに日本語で暴走してしまい英語レッスンから脱線しがちだったりというデメリットもありました。
また、せっかくのゲーム形式でのレッスンも先生とお友達、自分の3人だと流石に変わり映えしない雰囲気に少し飽きてしまった部分もあるようです。先ほどの記載と矛盾しますが、人数が増えてワイワイできる環境もあっても良かったのかもしれません。
新しい一歩を踏み出すために
苦悩の末、息子とも相談しオンライン英会話を一旦休止することを決めました。しかし、これは英語学習の終わりではなく、新しいスタートだと考えています。
検討している代替案
- 親子で一緒にマインクラフトやYoutubeを見ながら英語で会話する
- 海外の子供向けYouTube動画の視聴
- 単発の英語レッスンがあればオンライン、オンサイト問わず受講する
- 英語に限らずマインクラフトで楽しめるレッスンを受けてみる
おわりに
子供の「飽きた」という言葉に一喜一憂するのではなく、その声に耳を傾け、共に新しい学びの形を探っていくことが大切だと感じています。これまでの2年間は決して無駄ではなく、かけがえのない経験となりました。
今は新しい英語学習の形を模索中ですが、この経験を活かしながら、息子が楽しみながら英語を学べる環境を整えていきたいと思います。